ついつい食べたくなってしまう甘いもの。今はコンビニやスーパーで手軽に購入できるようになりました。しかもとってもクオリティが高く、コスパは最強です。
でも、甘いものを食べたあとに頭痛がしたり、吐き気がしたことはありませんか?
私はあります。汗
特に食べ過ぎたりはしていないのに頭痛が。今はやめてよ~、とうんざりしてしまう事が多々あります。せっかく美味しいものを食べて幸せな気持ちになっているのに頭痛や吐き気がするなんて嫌ですよね。
なぜそんな症状が出るの?と気になったのでその原因と対処法を詳しく調べてみることにしました。
目次
甘いものと頭痛・吐き気の関係
仕事中に疲れたからといってチョコをポリポリ食べていると「疲れを癒すはずが頭痛に襲われた」なんてことありませんか?
私はしょっちゅうやっています、そのパターン。しかも結構辛いんですよね…。
甘いものと頭痛や吐き気にどんな関係があるのか全く想像のできなかった私ですが、調べてみると意外にも深い関係にあったんです。
ではその詳しい内容を見ていきましょう。
甘いものを食べたとき、体内では何が起こっているのか
まず、甘いものを食べたときに起こる体内の状態変化について見ていきましょう。
- 糖が血液に取り込まれる
- 血糖値が高くなる
- 上がった血糖値を下げようとインスリンが分泌される
- 血糖値が低くなる
甘いものが体内に取り込まれたとき、体内では上記のような変化が起きているんです。
この一通りの流れが、すべて緩やかな変化であれば特に問題はありません。
血糖値が急上昇すると頭痛・吐き気につながる!?
一連の流れが緩やかであれば、と書きました。
では緩やかでない時というのはどのような時を指すのかというと、主に以下のような時です。
- 突然体内に糖が取り込まれた
- 糖が大量に取り込まれた
上記の状態になった時、血糖値は急上昇します。
急上昇することにより、慌てたインスリンさんは「早く血糖値を下げなくちゃ!」とたくさん仲間を呼んできて血糖値を下げようとします。
インスリンさん達の活躍により、血糖値は急激に降下します。
それどころか活躍のし過ぎで血糖値を下げすぎてしまったりもします。
血糖値は低すぎても困るので、今度は上昇させようと体が動き始めます。ノルアドレナリンやアドレナリンなどのホルモンを分泌し、血糖値を上げようとするのです。
これが、頭痛の原因です。次章で詳しく見ていきましょう。
頭痛・吐き気の原因はホルモンによる片頭痛だった!
アドレナリンやノルアドレナリン、皆さん一度は聞いたことがあると思います。ケガをしたとき、興奮したときに分泌されると言われるホルモンです。
なんとなくの効果は想像できますが、それが頭痛や吐き気となんの関係があるのでしょうか。効果について詳しく見ていきましょう。
- 痛みや疲れを感じにくくさせる
- 脳を覚醒させる
- 心拍数・血圧を上昇させる
他にもたくさんの効果を持つホルモンですが、主に上記のような効果があります。今回関係してくるのは「3. 心拍数・血圧を上昇させる」ですね。
これにより脳の血管が過度に収縮・拡張することが片頭痛を引き起こす原因になると言われているんです。
確かに思い返してみると、私もジェットコースターに乗ったあと
「あー、楽しかった!あれ?なんか頭痛いかも。」
なんて時が多々ありました。あれはジェットコースターに乗ったことでアドレナリンが分泌され、片頭痛を引き起こしていたのかもしれません。
また、片頭痛は吐き気を伴うことが多いと報告されているようです。
もちろん、ほかの原因も考えられるとは思いますが血糖値と片頭痛の関係性はわかっていただけたかと思います。
では、片頭痛を起こさないためにはどうすればいいのでしょうか。次章で説明していきます。
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片頭痛への有効な予防策・対処法
片頭痛を起こさないようにするには、また起こしてしまったらどうすればよいのでしょうか。
この章では片頭痛の対処法を
- 片頭痛を引き起こさないための予防策
- 片頭痛を起こしてしまった時の対処法
この2点にわけて、ご説明していきます。
1. 片頭痛を引き起こさないための予防策
先にご説明した通り、片頭痛を引き起こさないようにするためには血糖値を急上昇させないようにする必要があります。
甘いものを食べるときだけでなく、普段の食事でも血糖値の急上昇はなるべく避けた方がいいです。簡単な方法ばかりですので、普段の生活に取り入れるといいと思います。
1.食事の際は、野菜から食べる
野菜から食べることにより、血糖値の上昇を穏やかにすることができます。この時お米、パスタなどの炭水化物から食べ始めてしまうと血糖値を急上昇させることになってしまいます。
2.空腹時に甘いものを食べない
おやつなど、空腹時に甘いものをどうしても食べたい!って時はナッツやアボカドなど、血糖値の上昇を緩やかにするものから食べるようにしましょう。
3.規則正しい生活、バランスのよい食事を心がける
何より規則正しい生活が望ましいです。睡眠不足・偏った食生活は片頭痛の原因となります。
ちなみに、血糖値を下げる効果があるインスリンには脂肪を蓄える働きもあります。
血糖値の急上昇を抑えることは太りにくい体づくりにも繋がるということ。一石二鳥ですね。
2.片頭痛を起こしてしまったときの対処法
私は片頭痛を起こしたとき、よく首のあたりを揉んだりしていました。でもそれはやってはいけないことだったようです。
とはいえあの辛い片頭痛、早くどうにかしたいですよね。正しい対処法をまとめましたので見ていきましょう。
- 適量のカフェインを摂取する
- 頭や首筋を冷やす(冷やしすぎに注意)
- 暗い場所で安静にする
まず、1のカフェインには、血管を収縮させる働きがあります。コーヒーなどであればカップ2杯程度を飲むといいようですが、カフェインが苦手な人は無理に飲むことはやめておきましょう。
また、夕方や夜など遅い時間にカフェインを摂取することは睡眠不足に繋がります。睡眠不足は片頭痛を引き起こす原因の一つですので、摂取する方は時間帯に気を付けましょう。
次に、2,3の方法には血流を落ち着かせる働きがあります。横になって安静にしていたいけど今は無理、なんて時は少し頭や首筋を冷やすといいです。
私のように揉んだり動かしたりすると余計に血流をよくしてしまい、頭痛を助長させてしまうため逆効果です。
おまけ.片頭痛に薬は効く?
結果から言えば、効きます。
最近ではドラッグストアでも様々な鎮痛薬が売られていますので、購入して飲むといいでしょう。
ただし、片頭痛は様々な理由が関係していることが多く、まずはその原因を取り除くことが大事と言えます。
先に紹介したように、
- 食事の際は、野菜から食べる
- 空腹時に甘いものを食べない
- 規則正しい生活、バランスのよい食事を心がける
など、片頭痛を引き起こす原因を作らないよう心がけることが大切です。
自分のライフスタイルに合わせて対策をとると良いと思います。
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まとめ
甘いものと頭痛・吐き気は意外と深い関係にあったことがわかりました。
以下にまとめてみます。
- 甘いものを食べたときに起こる頭痛・吐き気の正体は「片頭痛」
- その理由は血糖値の急上昇によるもの
またその対策としては、
- 食事の際は、野菜から食べる
- 空腹時に甘いものを食べない
- 規則正しい生活、バランスのよい食事を心がける
などが挙げられましたね。
私も今まで何も考えずチョコレートをポリポリしていましたが、これを機会に少し気を付けてみようと思います。
せっかく美味しいものを食べるなら、頭痛や吐き気とはおさらばしたいですもんね。
みなさんも是非、この3点を覚えておいていただければと思います。