最近おなかが張ったり、用を足しても何だかあまり良くなった感じがしないなぁ…。そんな風に感じた事はありませんか?
おまけに最近ニキビや吹出物もできやすいと思ったらそれは『便秘』かもしれません。便秘が続くと肌が荒れてきたり、太りやすくなったりと何も良い事はありません。
やっぱり身体に溜まった老廃物は出し切るべきですよね。
過去に食生活に気を使っていて、紫外線対策もバッチリなのにやたら肌が荒れた時期があったんです。
どうしても悔しかったので友人に相談してみたら、丁度お通じが悪かったのが関係している事が分かって、色々改善できるようにと私なりに試してみました。
その努力もあって、今では原因不明の肌荒れとも無縁です。
今回はちょっとしたきっかけで便秘になってしまうその原因と、対策・予防策についてご紹介していきたいと思います。
目次
便秘の原因
まず、便秘の原因とは一体何が理由なのでしょうか?
具体的な便秘の原因を挙げてみました。
- 食物繊維不足
- 水分不足
- 運動不足
- ストレス
心当たりはありますか?
特に食物繊維は不足しやすいですよね。私もついついやってしまいがちです。
ですが残念な事に普段の食事は野菜が中心で食物繊維を意識している、という人でも水分不足で便秘になるなんて事もあるんです。
食物繊維の役割は、体内の水分を吸収する事で便の容積を増やして腸に排便を促します。
食物繊維だけではなく、水分が不足しているとあまり意味がありません。
続いて運動不足はどうでしょう?時間が取れず、中々運動する機会も取れないという人は多いかと思います。
おまけにダイエットをしなければならないという人でもなければ、趣味でもない限りは自分から運動をするという事も少ないのが実状でしょうね。
しかしながら運動不足は腹筋の衰えで腸の運動作用が鈍るので、便も運ばれ辛い状態になります。
便が運ばれ辛ければ、便秘になりやすいですよね。
忙しい人にはストレスも付き物です。精神的なストレスを抱えると自律神経が乱れてしまい、便秘に繋がりやすいと言います。
朝から夕方まで仕事をこなし、帰宅後は夕食や家事であっという間に寝る時間。見たいテレビ番組や流行りのドラマを見るもそのまま寝落ち。
ちなみに食事はインスタント食品ばかりで栄養も偏りがちという始末。
こんな生活をしている人は特に便秘になりがちかもしれません。そうなると一人で生活している大学生や、独身男性は気を付けた方が良いです。
こうして具体例を挙げてみると、ほとんどの人に言えてしまうかもしれません。
それもそのはず、実は日本人女性の半数以上が便秘という話があるくらいですから。
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便秘の予防方法
本当は自分の生活を見直して自然な便秘予防ができれば一番良いのですが今の生活スタイルを変えるのは中々骨が折れます。
もし便秘予防を生活の一部にする事で改善できれば、それに越した事はないですよね。
そこで、忙しくて便秘になりがちな人に簡単な予防法をご紹介していきたいと思います。
食物繊維を直に摂取する
食物繊維は便の容積を増やして、腸の中の不要物と一緒に排便するので大腸がんの予防にもなります。
しかし忙しい人は中々普段の生活の中でそこまで意識が向かないものです。
もう直に食物繊維を摂れば良いのでは?
今考えてみればかなり安易な思考でしたが、実際にこの方法でお通じが大変良くなりました。
それは『イヌリン』と言った食物繊維の粉です。風邪薬を飲むような要領で食後にコップ一杯の水と一緒に飲みます。
水分に触れると固まってしまうので、本当は料理に入れてみたりするのが一番良いのだと思います。
出典:amazon.co.jp
効果が非常に早く出る為、始めのうちは小さじ半分位を飲んで様子を見るようにしましょう。飲み過ぎても身体に悪影響はありませんが、本当にお腹が緩くなるので自己責任でお願い致します。
この方法を初めたばかりの頃に大さじ一杯で、私はトイレから出られなくなりました(笑)
水分補給を心掛ける
『人間は一日2ℓの水分補給が体に良い』なんて話聞いた事があるでしょうか?
極端な水分補給は水中毒になってしまいそうですが、実際に一日1.5ℓの水分補給は便秘予防になると言われているようですね。
水分が摂れていないと、便が硬くなり腸内で移動しにくくなるんだそうです。
友人のオススメは朝起きてからコップ1杯の水を飲む事で便意も起こりやすくなるみたいです。これなら誰でもできるし、決まった時間にトイレに行けば習慣になりそうですよね。
私は身体の代謝UPも兼ねて、白湯に置き換えていたりしますよ。
便秘予防のストレッチ
自宅でできる簡単な便秘予防のストレッチがあります。わざわざ運動不足だからといってジョギングまでする必要はありません。
まず、簡単だけど私含めて皆さんも苦手な『腹筋』です。
腸って一体どこにあるのか分かりますか?そうです、腹筋の当たりですね。
『腹筋』の動作で小腸や大腸の運動が促されますので、食べているのに全然便意も来ない…という時は『腹筋』を20回程頑張ってみましょう。
それでも便意が来ないという時は『斜め腹筋』です。
図5 斜め腹筋
図の通り、身体を斜めに捻るような動作の腹筋です。
普通の腹筋よりも負荷を掛けやすいので便意促進の効果も高いのですが、正直結構辛かったりします。
他には『四つ這い体操』というものもあります。この方法は腹筋と太股の筋力UPトレーニングにもなります。体幹も鍛えられるので、続ける事で自然と姿勢も良くなり大変オススメです。
このストレッチは私も続けていますが、10秒間姿勢をキープしていると自分が筋トレしていると思ってついつい便意の事なんて忘れてしまいますね。
それでもこのストレッチの1時間以内には便意を催したりします。
図2:バードドッグ(四つ這いバランス)
ちなみにこの『四つ這い体操』は、あのビリーズブートキャンプにも取り入れられている動作です。
世間的には便秘予防の効果よりも筋トレとして有名かもしれませんね。
乳酸菌を摂る
乳酸菌と言ったらヨーグルトは有名ですよね。
ヨーグルトには便秘予防以外にもこんなに効果があります。
- 美肌効果
- 免疫力の向上
- インフルエンザの予防
- 内臓脂肪の抑制(一部の商品)
- 花粉症対策
身近な人でヨーグルトを食べる習慣の人がいるかと思います。
これだけ見るとヨーグルトは万能な食べ物と勘違いしてしまいがちですが、実は脂肪分も多い上、砂糖入りのヨーグルトに関して糖尿病の原因にもなっているのでは?と言われているようです。
しかし、乳酸菌(善玉菌)を含んでいるので腸内に良い影響を及ぼす事は間違ありません。
もしヨーグルトを食べるのであれば無脂肪、低脂肪で甘くないヨーグルトを食べるようにしましょう。
他にはキムチも乳酸菌を多く含んでいたりします。ちょっとしたご飯のおかずとして一品添えておくと良いですね。
私もキムチ大好きなので、小腹が空いたらちょこちょこつまみ食いしてしまいますが、塩分が濃いので摂りすぎには注意してください。
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便秘がもたらす影響
ここまで、便秘の原因から予防と対策法をご紹介していきましたが、便秘は誰でも起こり得る事がお分かり頂けたかと思います。
しかし、便秘に対して「誰でも起こり得る症状ならしょうがないんだ~」などと思って頂かれても困るので、ここからは便秘が身体に及ぼす影響もご紹介していきます。
大腸がん
近年の国立ガン研究センターの発表では必ずしも大腸がんになるとは限らないとは言われていますが、この手の研究の諸説は頻繫に覆されるものです。
そもそも大腸がんになる可能性がゼロと言い切れないだけでも十分怖いですよね。
現状の見解では、「週2~3回の便通程度の便秘の場合は大腸がんになりやすいかもしれないと思い悩む必要はない」としていますが、不安なようであればやはり病院に一度検査に行くのが確実でしょう。
肌荒れ
私たち女性にとっては深刻な問題ですよね。
腸で消化した物の栄養を吸収した後に、血液を通じて全身を巡ります。
便秘の状態では栄養吸収後の絞りカスが腐敗して有害物質を出すので、その有害物質が全身を巡ってしまうんですね。そうなると、汗や老廃物を出す役割を持つ皮膚にも影響が出てしまうという事です。
人間の身体は良く出来ているなぁと思いつつ、老廃物の正体を知ってしまうと何だか嫌な気持ちになりますね。
こういった背景があるので、いくら美容に気を使っていても便秘ではその努力が水の泡になってしまいます。
心当たりがある人は、排便を促せるように自分の生活に気を使ってみましょう。
太りやすくなる
先程の有害物質は肌荒れだけに限った事ではありません。身体が本来使用するべきエネルギーが、有害物質の除去に優先して使われるために代謝機能が落ちて瘦せにくい身体になってしまうのです。
色々なダイエットを続けているのに結果が出ないと悩んでいる人がいたら、その原因はお通じが悪い事にあるかもしれませんね。
日本人女性の過半数以上が便秘とされているので、しっかりと便秘対策をして世の女性達に差をつけましょう。
まとめ
普段の何気ないちょっとした生活の乱れが原因で、便秘になってしまう事は誰にでもあります。
便秘の原因は多岐に渡るので、自身の身体に心当たりのある対策をするのは困難ですが、今回の対策法を一度は全て試して欲しいかなと私は思います。
対策法に合う合わないはあると思いますが、それを知ることも便秘の対策と改善に繋がるはずだからです。
しかし、便秘の頻度が多い場合は自分の身体が今の生活スタイルに合っていないというSOSなのかもしれません。また、長期に渡る便秘は今回ご紹介した対策方法で治らない場合もあります。
自分の思い込みで正確な判断を誤る事が大変危険なので、その時は速やかに病院で診断を受けてお医者さんの指示を仰ぐべきですね。