夏が近づくと水着を着たいから痩せたい。他にも、ダイエットをしていて順調だったのに急に体重が減らなくなってしまった。 こういったお悩みを一度は持ったことありませんか? 私は毎年のように今年こそはビキニを着ると意気込んで6月頃からダイエットを始めますが、結局続かず痩せもしません。そんな時に10日間くらいで楽に痩せる方法はないかなと、探したことがありました。 短期間ですぐに効果が出るダイエットなら、やってみたいなと思いますよね。飽きやすくて諦め癖のある方でも、短期間で目に見えて痩せられたら1週間くらいは続けられると思います。 ですが、ここでお話しするのは最終手段のダイエットです。なのでリスクもついてきます。ですが、確実に体重を落としてくれるダイエットです。 それはどんなダイエットかというと、夜の食事を抜くだけのダイエットです。これで本当に痩せるの?朝抜くのと夜抜くのでなにが違うの?と思いましたか? それでは確実と言っている意味、夜と朝で何が違うかとこの食事を抜くダイエットのメリット、デメリットとリスクについてお話します。
冬に美味しいものを食べすぎたせいで、いつもより体重が増えてしまった。これから暖かくなってきて薄着になるのに、体重が増えたままだとお洒落を楽しめない。今月であと2kgでいいから落としたい。
1.夜の食事を抜いて痩せられるの?
このダイエットが痩せる理由は単純なんです。1日3食食べていたところを2食にすることで、摂取カロリーが減るので痩せられます。ただそれだけなんです。
それなら、朝食を抜いて夜に普通に食事をしても痩せられるんじゃないか、と思われましたか?そうなんです。実は時間帯とカロリーの吸収量は関係ありません。
人間の体のカロリー吸収率は時間帯に左右されません。どの時間に食べても体に吸収されるカロリーは変わらずほぼ一定です。
なので実際は、朝を抜いても夜を抜いてもどちらでも効果は一緒です。ですが朝の食事を抜くデメリットと夜の食事を抜くメリットがあるので、お教えします。
まず朝の食事を抜くデメリットからお話します。朝食を抜くことによって、脳のエネルギーであるブドウ糖不足の状態になります。集中力や記憶力まで低下します。
大体の方が朝に起きてから活動を始めると思います。朝ごはんを食べずに活動をしだすと、ぼーっとしてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。
私が以前働いていた会社は、10時出社の15時がお昼休憩でした。通勤時間が長く朝食をとれずに仕事を始めることも多くあり、その時は頭が回らず体も疲れやすい状態でした。これが脳のエネルギー不足の状態です。
そして次に起こることが、筋肉量の減少です。これは脳に送られるはずのブドウ糖が不足することで起きます。その不足したエネルギーをどこで補うかというと、筋肉からエネルギーが使われていきます。
そうすることによって、ダイエットで一番大事ともいわれる筋肉が減少してしまい、基礎代謝量も落ちていきます。これでは太りやすい体質になってしまいます。
デメリットはまだあり、朝食を抜くことで体内時計が狂ってしまい、自律神経の乱れを引き起こします。自律神経は、24時間人間の体の中で休むことなく動いている神経です。
この自律神経が乱れると、昼間の活動するスイッチと夜のリラックスするスイッチの切り替えが上手く出来なくなります。それによって、体がだるくなったりイライラしたり便秘まで引き起こす原因となります。
体のだるさ、イライラや便秘が起きてしまったらダイエットどころではなくなってしまいます。なので軽くてもいいので朝食は抜かずにとることをおすすめします。
次に、夜の食事を抜くメリットをお話します。まずはこのダイエット方法が、食事を抜くだけで簡単ということも1つのメリットです。そして、夜の食事を抜くことによって朝食を食べる習慣がつきます。
先ほど朝食をとることがいかに大事かお話しましたが、夜に食事をしていないので朝は何かしら食べたくなりますよね。これも大きなメリットなんです。
そして夜に食事をとらないことによって、睡眠の質が向上します。食事をした後に体は食べ物を消化することにかなりのエネルギーを使います。この消化自体は一番長いものが、タンパク質で4~6時間ほどかかります。
生活している中で最もエネルギーを使うのが消化です。この消化は人間のエネルギーの中の約80%を使って行われます。たくさん食べた後や消化に悪いものを食べた後は、それ以上のエネルギーを要することになります。
なので夜の食事をとらないことで、体も脳も休まることができて睡眠の質も向上します。朝に起きた時にいつもより体が軽く感じられると思います。
私が感じたもう1つのメリットは、夜の食事の準備と片づけをしなくていいことです。仕事から疲れて帰ってきた日は、食事の準備をするのがめんどくさい時がよくあります。なのでそのまま何もしなくていいことがメリットだと思います。
朝の食事をとらないことのデメリットと夜の食事をとることのメリットをお話ししましたが、次にこのダイエットの種類がいくつかあるのでご紹介します。
2.食事の抜き方にも種類がある
夜の食事を抜くといってもいくつかの方法があるので、その方法を3つご紹介します。自分に合いそうだと思ったものを試してみてください。
まず1つ目の方法は、朝と昼のみ食事をする方法です。このダイエットは昼食後は水分のみで過ごすというもので、昼食後のおやつや軽食などは一切食べません。この方法はとにかく早く減量したい人に向いています。
最初はお腹がすいてかなりキツイと思います。ですがこの方法が一番目に見えて痩せる方法です。
このダイエットの注意点は、夜の食事を抜くからといって朝と昼の食事の量を増やさないことです。ここでいつもより食べてしまうと、せっかく夜の食事を我慢しているのに意味がなくなってしまいます。
どうしても何かを食べたくなったら、のむヨーグルトなどがおすすめです。固形物は食べていないので罪悪感も薄れますし、飲んだ直後はお腹にもたまります。そして消化も早く、腸にもいいので翌朝は快便間違いなしです。
この方法の期間は、長くても1週間までで終わらせましょう。極端に一日の食事の摂取量が減ってしまうので、健康的とはいえないダイエットです。
体重が減っているその正体は、体の脂肪が減っているわけではなく糖質と水分が減っているからです。なので、成果がでてもう少し続けたらもっと痩せるんじゃないかと、そのまま続けても最初のようには痩せられません。
そして2つ目の方法は、決めた時間以降は食べない方法です。この方法は、まず自分で何時までは食べても良いという時間を決めます。例えば18時までは食べてもいいと決めたら、それ以降は水分のみで過ごします。
1つ目の方法とは違ってこちらは3食食べることが出来ます。なので、夜の食事をとりたい人に向いています。始めやすい方法ではあると思いますが、いつもと同じ量の食事をしていたら効果はあまり期待できません。
この方法の注意点は、いつもと同じように3回の食事が出来るので、どれだけ食事の量をコントロールできるかが鍵となってきます。イメージとしては、今まで3食食べていた食事のうちの2食分を朝と昼と夜に分けて食べる感じです。
もしくは、朝と昼は今まで通りに食べて、夜はサラダだけやスープだけといった軽食で過ごすのがいいと思います。
この方法は食事の量がいきなり減ってしまうわけではありません。なので、目安の期間としては1ヵ月までで終わらせるのがいいと思います。
自分の体に合っていて健康面にも何も問題が無ければ、そのまま続けてもいいと思います。ですが、食事を減らすだけのダイエットを続けたら、リバウンドや太りやすい体質に変わることがあるので注意が必要です。
最後に3つ目の方法は、夜の食事だけ糖質を制限する方法です。この方法は、時間に縛られず食事ができますが、夜の食事の糖質だけはしっかりと制限するというものです。
この方法は、仕事の時間がバラバラな人、夜の食事をしっかりとりたい人や外食が多い人に向いています。
時間を気にする必要はありませんが、食事の糖質を気にしなくてはいけません。計算や考えることが増えるので慣れるまでは少し時間がかかると思います。
野菜や魚、肉、卵や大豆食品は食べても大丈夫です。たんぱく質はできるだけ食べるようにしましょう。
この方法の注意点は、糖質以外の塩分や脂質が増えてしまいがちになるので、それを防ぐことです。
炭水化物や糖質を食べられないので、それ以外のものでお腹を満たそうとすると思います。そうすると、塩分と脂質の多く入った食品を食べてしまうので、食事のバランスを考えてとり過ぎには注意が必要です。
糖質が入っていなくて塩分や脂質の低いものでお腹を満たすのがいいので、おすすめなのが豆腐です。豆腐は全く糖質が入っていないわけではありません。ですが、腹もちもそこそこ良くてたんぱく質も豊富な豆腐は、ダイエッターの味方です。
簡単に夜の食事を抜く方法を3つご紹介しました。自分の性格やライフスタイルに合ったものを挑戦してみてください。ですが無理なダイエットは禁物です。
3.夜の食事を抜いても痩せない原因と対策
このダイエットの始めた方は大体の方が最初の1週間で1kgほどの体重は落ちると思います。それ以上の効果が出る方もいるでしょう。しかし、この体重の減少はなにが減って軽くなっていると思いますか?
体重が減るということは体脂肪が減るということではないんです。体脂肪にも1日で減る限界値があります。体重や基礎代謝量によって違うので人によって変わりますが、約150gほどが限界値です。
人の体脂肪は1日でこれしか減らないんです。ですが、裏を返せば10日で1.5kg痩せられるということです。
何が言いたいかというと、このダイエットで減っているものはほとんどが水分と糖分です。この2つは多くて体内に2kgほど貯まっています。夜の食事をとらないことで、この2つをエネルギーとして使うから減っているということです。
なので1日で1kg体重が減ったとしても、体脂肪自体は多くても150gほどしか減っていないんです。
このダイエットで痩せなくて体重が落ちない時の原因は、一時的に減らせる水分と糖質の量がもともと少なかった可能性があります。
対策としては、とりあえず1週間続けてみることです。もしそれでも体重が減らなかった場合は、1ヵ月くらい続けてみることがおすすめです。
ですが、1つ目で紹介したダイエット方法はリスクが大きいです。もし1ヵ月続けるのであれば、2つ目か3つ目の方法を体調を見つつ無理のないように行ってみてください。
4.食事を抜くことのリスク
このダイエットの種類や痩せられない原因と対策などをお話ししてきましたが、1番大事なのがこのダイエットのリスクを知っておくことです。このダイエットは短期間で痩せられる分、リスクがついてきます。なのでそのリスクをいくつかお教えします。
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リバウンドの可能性が高い
1週間ほどで2kg痩せてダイエットをやめた後に、痩せた安心感とダイエットからの開放感で油断していつも通りの食事に戻してしまうと高確率でリバウンドします。
その1週間だけ痩せたかった方ならいいと思いますが、このダイエット後の体は筋肉量も落ち太りやすい体質に変わっています。ダイエット直後でも運動をしたり食事内容も気をつけてリバウンドを防ぐようにしましょう。
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夜の食事を自由にとれないストレス
仕事が終わった後の食事やお酒を楽しみにしている人なら、かなりのストレスを感じると思います。金曜日の夜などは会社の飲み会や友人同士の集まりもあるかもしれません。
そんな中食事やお酒の自由がきかないと、人付き合いも難しくなってくるデメリットがあります。ダイエット自体は簡単にできても、継続には忍耐が必要なダイエットでもあるんです。
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慣れないと寝つきが悪い⁉︎
空腹のまま寝るのが難しい時ってありますよね。このダイエットの最初は空腹との戦いです。その空腹状態のまま寝るのには、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。
眠れずに睡眠不足のまま仕事に行くと、健康面の心配やパフォーマンスも上がらないという悪循環に陥りやすいです。
簡単にデメリットとリスクをお話ししましたが、このダイエット法はあまり健康的とは言えないものです。ですので、体重が落ちなくなってしまった方や今すぐに痩せたい方が短期間に行うことをおすすめします。
まとめ
夜の食事を抜くだけの短期間でダイエットできる方法をご紹介しました。
朝の食事を抜くより夜の食事を抜く方がメリットがあるので、1食抜くのであれば夜を抜いた方がダイエット効果は大きいです。
ですが短期間で痩せられる理由は、体内の水分と糖分が落ちていくからで2kg減ったからといって体脂肪が2kg落ちたわけではありません。
そして夜の食事の抜き方も3種類ほどご紹介しました。今まで通り朝と昼は食べて夜だけを抜く方法、3食は食べてもいいがこれ以上は食べないという時間制限を決める方法と夜の食事の糖質制限をする方法です。
どの方法にもメリットとデメリットがあるので、自分の性格とライフスタイルに合わせて選んでみてください。
ですが期間は1週間ほどまでで、長期間するダイエットではないことは覚えておいてください。
1週間経ってから気を抜いてしまうとリバウンドの可能性が高くなるので、運動やバランスの良い食事をとってみてください。
バランスの良い食事と適度な運動で痩せることが1番健康的です。ですが、すぐに成果を出したい時や緊急に痩せたい時もありますよね。そんな時の最終手段のダイエットがこの夜の食事を抜くダイエットです。
短期間で痩せたい方はぜひ試してみてください。無理をするのは禁物ですが、大体の方が体重を落とせると思うので試す価値はあると思います。
ダイエット中の夜の時間って大切ですよね?有意義な過ごし方をまとめたので是非、読んでみてね↓
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