みなさんの中にはお子さんをお持ちの方もいらっしゃいますよね。
初めての出産はいつでしたか?2人目3人目のお子さんを出産される時って30代を超えてからになる場合が多いのではないでしょうか。
最近では初産年齢が上がってると聞きます。第1子を30代、40代で出産される方も少なくないかもしれません。
どちらにしても愛するわが子を抱ける喜びは、何物にも代えがたいのではないでしょうか。
私にはまだ子供がいないのですが、先日先輩のお宅に出産祝いでお邪魔した時にミルクの甘い匂いに包まれたかわいい赤ちゃんに癒されてきました。
その時にご自身の妊娠中から出産までのお話や、これから体型や体重を戻したいんだよねという話をたくさん伺って来たんです。
20代の産後と30代以降の産後の体型変化って違うのよ。
という言葉にダイエッターを自負する私としては「なぜ、どう違うの?」という事がとても気になってしまい、帰宅してから色々調べてしまいました。
同じ疑問や悩みをお持ちの方もいらっしゃると思いましたのでぜひ紹介していきたいと思います。
目次
産後の体重や体型ってどうなるの?
妊娠中には検診の時に「体重が増え過ぎないように気を付けて下さいね」と言われるようです。
妊婦さんは安産のためにも産後のためにも増やさないように努力されていると思いますが、それでも増えてしまうと嘆いていた方も多いのではないでしょうか。
妊娠中に食べづわりだった方は体重管理に苦労されたのではありませんか?先輩もまさに食べづわりによる体重をコントロールする事に苦労したと言っていました。
また生まれる前までつわりが続いて調子悪かったり、体のだるさがひどくてウォーキングなどで体を動かしたいのに思うようにできなくて気づいたら予定よりはるかに体重が増えてしまっていたなんていう方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんな時、「赤ちゃんが生まれたら絶対ダイエットする!」と心に誓ったりしませんでしたか？
でも生まれてみたら思うように減らないし、なんなら更にお肉が増えてない？なんてため息をついてしまう方も多いと聞きました。
体重は増えるの?減るの?
妊娠中に増えた体重の中には、おなかの赤ちゃんや胎盤、羊水などが含まれています。赤ちゃんの出生時の体重は個人差がありますが平均で3000g程度でしょうか。
胎盤や羊水などでだいたい1000ｇ～1500ｇと言われますので、出産直後には約4000ｇ～多くても5000ｇ減っていると思われます。
ですが妊娠中の体重の増加で多いのが+10㎏から+12㎏で、次いで+8㎏となり少数派ですが+3㎏などでした。
そうなると出産で-5㎏の残りはどうなるの?って思いますよね。私もとても気になるところです。
妊娠中に増えてしまった体重って、ちゃんと減るのでしょうか。それとも更に増えてしまうのでしょうか。こればっかりは聞いてみないとわかりませんよね。
体重の変化について
産後の体重の戻りについてのアンケートを見つけましたのでそちらを見てみましょう。
意外にきれいに3分割されていますね。
妊娠前より増えたという方が戻ったという方よりやや多いように見えますが、妊娠前より減ったと回答されている方が3割弱というのに驚きました。
という事は、全体でみると増えたという方より戻ったまたは減ったと考えることが出来ますね。
ただアンケート集計の中で体重が戻らない理由についてのコメントを見ていくと
- 1人目の時は12㎏増えた体重も産後3か月でほぼ元に戻ったのに、2人目ではなかなか戻らなかった。
- 3人目では逆に増えてしまって戻らない
- 体重は戻ったけれど、お腹のポッコリが治らない
- 食べづわりで体重が増えたため妊娠後期は食事制限をしていた反動で食欲が抑えられなかった
- 完全母乳で育児中でもストレス発散がお菓子なので体重が減らない
など産後の体重や体型についての悩みを持っている人が多い事がわかってきました。体重と合わせて体型の変化に悩んでいるという声もありました。
逆に減ったと答えた人の声としては
- 母乳育児と睡眠不足のためか、妊娠前よりも体重が5㎏も減ってしまった。
- 完全母乳で食欲はすごくあって、夜中でもご飯を食べることもあるのに体重は妊娠前よりもどんどん減って行って怖い
- 半年で体重は元に戻り、家事と育児に動き回る生活なのと離乳食に合わせてヘルシーな食事が多くなったためか更に体重が減った
など私でも羨ましいと思ってしまうコメントも見られました。母乳の人のコメントを紹介していますが、完全ミルクのママでも同じような回答がありました。
体型の変化は感じる？
出産して体型の変化を感じましたか?というアンケートには、なんと53%の人が「はい」と答えていました。
特にお腹、腰回りについたお肉が落ちない、さらに充実感が増したなどの回答がありました。
年代で言うと20代のママよりも30代40代のママの方がより悩みを持っているという結果でした。
この「体重や体型を元に戻したい!」と思いながらなかなか上手く行かず悩んでいる方のために、その理由と対処法などを探ってきたいと思います。
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体重、体形が戻りにくい理由
産後ママの中には「体重は戻ったのにお腹周りのお肉が落ちなくて」と嘆く方もいます。
体重は戻せてもおなかや腰回りにお肉が付いたままってどういうことなのでしょうか。お腹回り以外の部分のお肉が落ちちゃったのかなってちょっと不思議でもありますよね。
でも実際「体型の安定感が増した」という声が結構あるんです。
産後、体重は戻ったのにズボンやスカートのボタンが止まらないなんて言う話、聞いたことありませんか?腰回りのお肉が落ちにくい理由はなんでしょう。
出産のために骨盤が広がる
妊娠中から出産前には骨盤の靭帯を緩めるめて大きくなる子宮を治まりやすくしたり出産時に赤ちゃんが産道をスムーズに通れるようにするための「リラキシン」というホルモンが分泌されるのだそうです。
妊娠中の腰痛や陣痛の原因の一つでもあるリラキシン。
もちろん他にもいくつもホルモンが分泌されますし、これだけが原因ではありませんが、このリラキシンというホルモンが骨盤を広げる働きをしているんですね。
出産のためには必要なのですが、この時緩んだ骨盤をいかに順調に戻していくかがお腹周りや腰回りのお肉を減らすために大事なポイントになることは間違いなさそうです。
産後半年がリミット?
「産後半年で体重や体型が戻らなければ、戻すのは難しい」って聞いたことありませんか?これは私もどこかで聞いたことがあるのですが、ホントなのでしょうか?またその理由についても知りたいと思いました。
体型がどっしりとしてきたと感じる人は多いと思いますが、それは産後骨盤が開いた状態なためかもしれません。
そして赤ちゃんを守るためにも妊娠中はお腹に脂肪がつきやすいので、その影響も考えられます。
産後、3か月から4か月かけて開いた骨盤はしだいに閉じて来て、だいたい半年くらいで固定されるんだそうです。
つまり固定されるまでの間にしっかりケアをして行かないと元の状態に戻らないままで固定されてしまうんですね。その残ってしまった脂肪は硬くなり落としにくいものになってしまうというのです。
だからこそ産後は早めにダイエットなどで骨盤を引き締める事が肝心なんですね。
産院では産後すぐから行える「産褥体操」を勧められるそうです。ベッドで寝たままいつでもできるものなので、まずは産後エクササイズの第一歩を早めに取り組んでくださいね。
骨盤が正しい位置に戻ることで内臓も正常に機能しますし、それによって血流もよくなります。
血流がよくなると基礎代謝も上がってくるのでそれだけでもやせやすい体になる準備ができるということなのです。
産後ダイエットの注意点
骨盤を早く引き締めなくちゃ!と焦る必要はありません。それでなくても出産で体はとても疲れている状態だと思います。
まず初めの1か月はゆっくり休んで、赤ちゃんとの生活になれることが大事ですね。簡単な家事などから始めて、日常生活が普通に行えるようになる2か月目以降から取り組んでいかれても遅いという事はなさそうです。
30代40代の産後は20代の時とは体力的にも筋力的にも違うとされているので、無理をして体に負担をかけてしまうと逆に体調不良になりかねません。
まずは産褥体操から始めて、体調を見ながら次のダイエットやエクササイズに取り組んで行って下さい。
動けるようになったからといきなり激しいダイエットなどは禁物です。頑張りすぎないこともポイントですね。
半年後くらいを目安にゆっくりと体重を落としつつ骨盤のケアをして行って下さい。
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まとめ
実際赤ちゃんのお世話をしているママ(先輩)はいろいろとお世話も大変そうでしたが、「大変だけど可愛くて仕方がないのよ」とうれしそうな表情が印象的でした。
夜中も授乳で起こされるし、昼間も一緒にうとうとしていると夜になっちゃって～なんて言う話もありましたが、やっぱり寝不足が重なるとストレスになりますよね。
ストレスをため込むと甘いものをやたら食べたくなったり、授乳でお腹が減りやすくなるのでご飯をいっぱい食べてしまうなんて事になるのはダイエットの大敵です。
栄養はしっかり取らなくてはいけないと思いますが、過剰に摂取してしまうとやっぱりよくないですよね。
日頃からしっかり体力をつけて妊娠中や出産後にも対応できるような体作りって大切だなと思いました。
30代40代でも、若くないから無理ってついてしまったお肉を落とすのを諦めてしまうと、外に出るのが億劫になりますますお肉が付くという負のループが始まっちゃいます。
年代に合った無理のないダイエットできれいなママを目指したいですよね!
- ストレスから過食にならないよううまくコントロールする
- 産後の体型が戻るかどうかは骨盤が正しい位置に戻せるかがカギ
- 産後は産褥体操から
- 産後半年をかけて焦らず元に戻していく
これは、30代40代に限らず産後の女性全般に言えることだと思います。
生まれてきたかわいい赤ちゃんがすくすく成長していく横で一緒にすくすくお肉を蓄えることのないように、急がず焦らず、でもしっかりと目標を立てて達成できるように努力は必要だなと思いました。
後編では産後ダイエット、産後エクササイズなどについてご紹介したいと思います。
