突然ですが甘いものを食べ過ぎた後、頭痛や下痢になったことありませんか?
それは糖分の摂り過ぎが原因のようです。
甘いものを食べた後は幸せな気分になりますよね。でも、食べ過ぎてしまうと気持ち悪くなったり、身体が調子悪くなったりすることがあります。ひどくなると頭痛や下痢に襲われてしまうことも。
そんな辛い目にあっても、しばらくすると食べたくなり、そしてまた食べ過ぎてしまう。もしかして、そんなこと繰り返していませんか?
甘いものを食べ過ぎてしまうような糖分過多の食生活は、身体と精神を蝕んでいくかもしれません。
自分の意志に反して、甘いものを食べ過ぎてしまうことがある方のために、その原因と改善方法を調べてみました。
甘いものを食べ過ぎることに潜んでいる危険、その弊害を理解し、生活改善してみましょう。
目次
甘いものを食べ過ぎると頭痛や下痢に?
甘いものを食べ過ぎてしまうと、頭痛や下痢になることがあります。それは、糖分の摂り過ぎが原因です。
糖分を摂り過ぎると、血糖値の乱れや消化不良につながり、身体に様々な不具合を起こしてしまうからです。
甘いものには思っている以上に多くの砂糖が含まれています。ショートケーキ1個には角砂糖8個分、板チョコ1枚には角砂糖5.5個分も含まれているんです。
世界保健機関(WHO)のガイドラインでは、虫歯や肥満予防のための砂糖1日摂取量は成人で25gとされています。
これは角砂糖約7個分(角砂糖1個は3~4g)になります。なんと、ショートケーキ1個で基準値を超えてしまいます。
砂糖は糖類で糖質の一部です。糖質は身体の中で分解されブドウ糖となって、人が活動するために必要な栄養分になります。
このブドウ糖の血液中濃度を表すのが血糖値です。
健康な人の身体は、血糖値を一定の値になるようにコントロールしています。
もし、甘いものを食べ過ぎてしまったら。身体が入ってきた砂糖の消化や吸収、血糖値のコントロールで、忙しくなってしまいます。
だから、甘いものを食べ過ぎると、血糖値の変化や腸の消化に様々な不具合を起こしてしまうのです。
頭痛になるのは何故?
血糖値が乱れると、頭痛になってしまうことがあります。これは、甘いものを食べた後の血糖値の急激な変化が原因です。
甘いものを食べ過ぎてしまうと、血糖値は急上昇します。すると膵臓はインスリンを大量に分泌し、一気に血糖値を下げようとします。こうして血糖値は急下降してしまいます。
この血糖値の急上昇・急下降に身体が対応できなくなると、頭痛などの不快な症状がでることがあるのです。また、血糖値が一気に下がることで低血糖になることもあります。
低血糖な状態になると、頭痛やめまい、目のかすみなどの症状がでることがあります。低血糖は糖尿病や糖尿病予備軍にでる症状でもあり、その疑いもあります。
下痢になるの何故?
消化不良により、下痢になってしまうことがあります。これは身体に入ってきた糖を小腸が吸収しきれなった時に起こる症状です。
糖は主に小腸で吸収されます。甘いものを食べ過ぎて、大量の糖が身体に入ってくるとどうなるでしょうか。糖は小腸で吸収しきれなくなり、大腸にそのまま送られてしまいます。
そして過剰に大腸が刺激されて、下痢になってしまうのです。
もともとお腹の弱い「過敏性腸症候群」の方であれば、より下痢になりやすいようです。やはり何でも食べ過ぎはよくないですね。
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甘いものがやめられない!砂糖依存症かも?
甘いものを食べ過ぎるのはよくない事だと思っても、どうして食べたくなってしまいます。どうしてでしょうか?
甘いものを食べた後、幸せで癒された気分になりますよね。だから、ついつい甘いものを食べたくなるのです。疲れた時、イライラした時などはより食べたくなります。
これってタバコやお酒のような中毒症状、いわゆる依存症に似ていませんか?
まさにそうなんです。ケーキやチョコレートなど甘いものに多く含まれている砂糖。この砂糖には中毒性があったのです。
甘いものを食べた時、幸せで癒された気分になるのは、脳の中で、快楽を感じる「ドーパミン」や「セロトニン」といった神経伝達物質が分泌されるからだそうです。
身体が疲れた時、ストレスを感じた時、甘いものを食べると「癒される」、「幸せだ」、と思い込んでしまいます。そして繰り返しているうちに癖になってしまうのです。
しかし、繰り返していると耐性ができてしまい、同じ量では満足できなくなり、次第に量が増えていきます。
薬物やアルコール中毒と同じメカニズムです。
更に、空腹時に甘いものを食べた後の血糖値の急上昇した後に、急下降することで、脳は空腹だと勘違いします。
そのために、空腹でないにも関わらず繰り返し砂糖を欲するようになってしまいます。
こうやって、砂糖依存症になってしまうのです。
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砂糖依存症による弊害
砂糖依存症になり砂糖を過剰に摂り続けてしまうと、様々な弊害を身体にもたらしてしまいます。
例えばこんな弊害が。
- うつ状態
- 冷え性
- 骨粗鬆症
- 糖化(老化を進行させる)
- 肥満
- 糖尿病
砂糖依存症による糖分の摂り過ぎは、肥満や糖尿病だけでなく、糖化という老化を進行させてしまいます。糖化は肌のしわやシミ、骨の骨粗鬆症化につながり、あなたから若さを奪ってしまいます。
砂糖依存症にならないためには?
大好きな甘いものを食べないようにすることは難しいですよね。でも、食べ過ぎない、砂糖に依存しないことは可能です。
甘いものと距離を置く
とにかく甘いものを近くに置かず、距離を置くようにしましょう。そしてあまり甘いもののことを考えないように。
疲れたときは休息を
甘いものを食べて癒されるのは一時的なものにすぎません。疲れたらしっかりと休養しましょう。
ストレスの発散は運動で
運動はストレスを発散し、肥満の予防にもなります。日頃から定期的な運動を心掛けましょう。
規則正しくバランスのいい食事生活を
3食規則正しく、バランスのいい食生活をこころがける。食物繊維を多めにとることで、甘いものへの欲求を抑えましょう。
まとめ
甘いものを食べ過ぎて糖分過多な食生活を続けると、身体だけでなく精神も蝕まれてしまうんですね。
甘いものを食べ過ぎて、頭痛や下痢になった経験のあるような方は要注意です。
甘いものを食べた後は幸せで癒された気分になります。
しかし、この幸せで癒された気分になることに、砂糖依存となる危険が潜んですね。
砂糖依存症は薬物やアルコール依存症と同じメカニズムです。
一度なってしまうと、自分の意志でコントロールが難しいのです。
しかも、甘いものを食べ過ぎて糖分を摂り過ぎると、身体に下のような様々な弊害をもたらします。
- うつ状態
- 冷え性
- 骨粗鬆症
- 糖化(老化を進行させる)
- 肥満
- 糖尿病
甘いものを食べることは悪いことではありません。しかし、食べ過ぎは身体に害をもたらし、砂糖依存症になる危険も潜んでいます。砂糖依存にならないように生活改善をしてみましょう。
- 甘いものと距離を置く
- 疲れた時は休息を
- ストレスの発散は運動で
- 規則正しくバランスのいい食生活を
甘いものが大好きで、ついつい食べ過ぎてしまいがちなあなた。以上のことを日頃から心がけて、砂糖に依存しない生活をし、健康で若々しい身体を維持しましょう。