冬と言ったら温かいおでんが食べたくなりますよね。出汁がしみた大根や玉子、柔らかくてふわふわのがんもなど心にしみる温かい日本の料理です。家でも簡単に作れますし、夏が終わる頃には毎年コンビニでも売り出されています。
私も冬になると作りますし頻繁に食べる料理です。なんといっても煮込むだけで美味しいですし、素を使ったら簡単に作れますよね。
そんな身近な料理のおでんですが、最近ではおでんでダイエットができると話題になっています。今年の冬に試してみた方もいるのではないでしょうか。
私もおでんダイエットをした一人ですが、結果的には痩せられずに現状維持のままで体重は変わらなかったです。私の友人はおでんダイエットで逆に太ってしまったと言っていました。
痩せることが出来た方と出来なかった方の差は何なんでしょうか。おでんダイエットのやり方が間違ってたのでしょうか。実はおでんダイエットは効果が期待できないダイエット方法なのでしょうか。
そんなおでんダイエットの太る原因、痩せられる食べ方とコツをお教えします。食べ方さえ間違えなければおでんもダイエットに使える料理なので、みなさんもコツを知っておでんで美味しく痩せられるようになりましょう。
おでんダイエットとは
おでんダイエットとはおでんを食べるだけで痩せられるというダイエットです。これを聞いただけではどんなダイエットか分からないと思うので詳しくお教えします。
ダイエットのやり方はいわゆる置き換えダイエットです。一日の1~2食をおでんに置き換えるというダイエットです。
他にも毎食おでんを食べる方法もあります。おでんとサラダとご飯を基本的に毎食食べる方法です。
どちらのやり方にしても根本は同じカロリー制限を目的としています。最初に紹介した方法は、1食を置き換えるだけなので誰でも簡単に始められると思います。
次に紹介した方法は、外食が多い方や食事を自由にとれる方に向いている方法だと思います。それではこの2つの方法をさらに詳しくご紹介します。
1~2食を置き換えるダイエット法は簡単なルールがあります。それは、1食でおでんを食べていいのは3~5品ということです。
それだけでは腹持ちもあまり良くなく栄養バランスも気になるので、サラダを食べたり少しの炭水化物も一緒に食べてもいいとのことです。
おでんだけでは味気なかったり飽きてしまいそうですが、サラダや炭水化物も食べられるなら続けやすそうですよね。
そして毎食おでんを食べるダイエット方法にもちょっとしたルールがあるのでご紹介します。それは、1食500kcal以内に抑えること、具材の選び方に気をつけることと炭水化物も食べることです。
具材の選び方のポイントは、主菜と副菜を1品ずつ以上組み合わせて食べることです。
例えば、主菜のがんもと副菜のだいこんを選びあとは好きな具を何品か選びます。そして500kcalを超えないように、炭水化物とサラダなどを組み合わせます。
これを朝昼晩の食事で繰り返すだけです。こちらも自分で毎回食べるものを選べるので、飽きもこないで続けられそうですね。
やはり同じおでんを使ったダイエット方法だからか、ルールも共通していることがいくつかありますね。
私が挑戦したのは最初に紹介した、1~2食を置き換えるダイエット方法を試してみました。夕食をおでんに置き換えて実践していました。
パウチのおでんをスーパーで安い時に買いだめをしたものを毎回食べていました。そのパウチのおでんは7品入っていて、たまご、大根、こんにゃく、ちくわ、さつま揚げ、昆布が入ってカロリーは150kcal以下でした。
私はこの7品のおでんをすべて食べてしまっていました。そうなんです、ダイエット方法にルールがある事を知らなかったんです。
ただおでんだけを食べていたら痩せると思っていました。なので、おでんのカロリーも低いしこれで問題ないと思って2週間ほど試しました。ですが、体重は一切変わらず、現状維持のままでした。
でも、おでんのカロリー自体は低いしいつもの食事よりは確実にカロリーを抑えているのになぜ痩せられなかったんでしょうか。
私の友人は先ほど紹介したルール通りに試していましたが、2週間実践して逆に太ってしまいました。その原因は一体なんなんでしょうか。
おでんダイエットの詳しいやり方の記事はコチラ↓
おでんダイエットは逆に太る?
おでんダイエットは成功談も聞きますが、失敗談も多く聞くダイエットの一つです。ではなぜ痩せられなかったり太ってしまったのか、その原因をお話しします。
まずは私のようにルールを無視して実行していた場合、そもそもルールを無視していたら痩せられないですよね(笑)
私の場合はおでんだけで食事を置き換えていました。これが痩せられなかった原因なんです。栄養もちゃんととらないと痩せやすい体にはなりません。カロリーは減らしても栄養は減らしてはいけなかったのです。
そして、おでんダイエットでもっとも避けた方がいい具材がちくわです。なぜ避けた方がいいかというと、ちくわは小麦粉を練っただけの食品です。ただの糖質のかたまりでとるべき栄養は何もとれません。
私はそのちくわを痩せると思って毎晩食べていたわけですね。そして栄養バランスも考えられていない食事です。はっきり言ってこれでは痩せられないし、むしろ太りやすい体にまっしぐらです。
食べるおでんの具材選びはしっかりと栄養バランスを考えましょう。そして、おでんだけではなく炭水化物も少量でいいので組み合わせて食べてみてください。
とるべき栄養はとり、とらなくていい栄養は排除する。これはどんなダイエットの食事でも共通することなんだと思いました。
私のようにルールを知らなかったでは痩せられません。みなさんはこれを読んでくださっているのでそんなことはないと思いますが、是非気をつけましょう。
そして私の友人のように、ルール通りにダイエットを実践したが痩せられなかった原因をお話しします。私の友人は毎食おでんを食べる方法を試していました。
そして話をもっと詳しく聞いてみると、「おでんは腹持ちが悪くて食べた後に間食をすることがあった。カロリーが低いからおでん自体を少し多めに食べることもあったし、はんぺんが好きで毎回食べていた。」
と話してくれました。実はこれがすべて痩せられなかった原因なんです。これでは太ってしまうのも無理はないかと思います。
まずは、おでんの腹持ちがよくなく間食をしてしまうということですが、これはおでんの具材に脂質の多い食品が少ないからだと思います。なのであえて脂質の多そうな具材を食べることをおすすめします。
例えば、ウインナー巻きやつくね串です。この2つはカロリーが100kcalを超えていて一見選ばない方がいい具材に思えますが、腹持ちもいいですし満腹感を感じやすくなります。
お肉を食べることに少し抵抗があったら、ゆで玉子もおすすめです。たんぱく質は消化に一番時間がかかるので腹持ちもいいですし、脂質よりたんぱく質をとる方が太りづらいです。
私のおすすめは、ゆで玉子、ごぼう巻き、大根、白滝、昆布のおでんと50kcalくらいのサラダと辛子明太子のおにぎりです。
これで400kcal以下なんです。意外とたくさん食べられますよね。辛子明太子のおにぎりは私が好きなだけなので、おにぎりはみなさんのお好みで選んでください。
そして、おでんを少し多めに食べてしまいがちになるということでしたが、これも腹持ちと関係しています。脂質や高たんぱくな具材を食べて食欲をコントロールしましょう。
他にもおでんは少しで炭水化物の方を多く食べてしまう方は、おでんとサラダの量を増やしてみたり500kcal以内を意識してみましょう。
そして食べ方も工夫して、いつもよりよく噛んで食べたり時間をかけてゆっくり食べることをおすすめします。食事は最低でも30分くらいかけて食べてみてください。
サラダから食べてよく噛むことで脳の満腹中枢を刺激することが出来ます。脳は意外と単純なので脳を騙すこともおすすめです(笑)
そして最後に、おでんの好きな具を毎食食べてしまうということでしたが、これは栄養バランスの偏りが考えられます。毎食食べるのではなく、1日1回などと決めることで防げると思います。
好きな具を食べていたところをとるべき栄養がとれる具材に変えるだけで、ダイエット効果はぐっと上がると思います。
私の友人はおでんの出汁まで飲んでいたようなんです。これでは痩せられないのは当然な気がしますね。
出汁を全て飲み干すと塩分のとり過ぎになります。そして塩分をとると食欲が増してしまうんです。みなさんもしょっぱいものを食べると甘いものが欲しくなったり、飲み物をたくさん飲みたくなりませんか?
体は過剰な塩分が入ってくると薄めようとしてなにか他の物を食べろー!飲めー!と体に命令を出します。それが食欲が増す原因です。
おでんの出汁は3口までなどと決めるのもいい対策だと思います。できれば飲まないことをおすすめします。
私も友人も間違ったおでんダイエットをしていたから痩せられなかったのがわかりましたね。お恥ずかしい限りです。
そこで、おでんダイエットをより成功させるために、おでんと組み合わせる食品のおすすめをご紹介します。
おでんとおすすめの食べ合わせ食品
おでんダイエットをするにあたって、おでんだけではなく他の食品も食べたほうがいいことはわかりましたね。
では、他の食品は何を組み合わせたらダイエットに効果的で痩せやすくなるのでしょうか。それがいくつかあるので簡単にご紹介します。
おでんで置き換える方法も毎食おでんを食べる方法も共通していたのが、炭水化物やサラダもある程度は食べるということでした。
そこでおでんと炭水化物とサラダにもう一品加えて、もっと栄養バランスのとれた食事を目指しましょう。
一つ目はキムチです。発酵食品のキムチは乳酸菌が入っているので整腸効果があります。そして食物繊維も豊富で便秘解消効果も期待できますし、カプサイシンが脂肪燃焼効果に働きかけてくれます。
キムチのカロリーはそれほど高くないですし、おでんでは補えない栄養も豊富なのでメニューに加えるのはとてもおすすめです。
私はいつも乳酸菌が入っている表示のあるキムチを買っています。日本で売られているキムチは乳酸菌が入っていないものもあるので、買うときに注意して見てみてください。
次におすすめの食べ合わせ食品は、果物です。特にビタミンCが豊富ないちご、キウイフルーツや柿がおすすめです。
果物以外にも劣りますが野菜ジュースでも代用は出来ます。なので、果物がないときは野菜ジュースを一緒に飲んでみてください。栄養バランスがよくなります。
私はビタミンCが豊富に入っているレモンを使った飲み物も効果的だと思います。一日に必要なビタミンが入っているなどと書いてあるものがありますよね。そういう飲み物でも栄養バランスは良くなると思います。
最後におすすめする食べ合わせ食品は、おひたしです。おひたしはほうれん草か小松菜がおすすめです。
これには鉄分やβカロテンが豊富に含まれています。鉄分は筋肉や内臓の動きを活発にしてくれる効果や基礎代謝をあげる効果があります。
βカロテンには免疫力を向上させる効果とアンチエイジング効果があり、鉄分やβカロテンにはダイエットにも健康にも必要な栄養素といえます。
私は面倒くさがりなので、ほうれん草を茹でておひたしを作るのは手間だなと思ってしまいます。なのでほうれん草を軽く洗ってから食べやすい大きさに切って、そのまま冷凍してしまいます。
食べるときは電子レンジで解凍してそのまま食べます。この方法だと茹でる工程をしなくて済みますし、ほうれん草を買いだめしても長期保存ができるのでおすすめです。
このままだと青臭さやアクが気になるという方は、冷凍保存する前に15秒ほど茹でてから冷凍することをおすすめします。茹でる工程は増えますが、こうすることで食べやすくなります。
3品の食べ合わせに向いている食品をご紹介しました。足りない栄養素を補うことで、よりおでんダイエットで痩せやすくなります。一品加えて飽きずにダイエットを成功させましょう。
おでんに飽きたらアレンジレシピでダイエット!その記事はコチラ↓
まとめ
今回はおでんダイエットの太らない食べ方とコツをご紹介しました。最近おでんを使ったダイエットが話題になっていましたが、痩せられた方と逆に太ってしまったという方の差についてお話しました。
おでんダイエットとは1~2食をおでんに置き換える方法と毎食おでんと炭水化物とサラダを食べる方法があります。
おでんの具材選びが重要で、カロリーの低いものだけを食べるのではなく脂質や高たんぱくな具材も一品は積極的に選びましょう。
このダイエット法に共通することは炭水化物とサラダも一緒に食べるということでした。なので、おでんだけという栄養の偏った食事ではなく、足りない栄養素も補いながら食事をしましょう。
そして、おでん、炭水化物、サラダにもう一品加えて栄養バランスのとれた健康的な食事をとることで、より一層ダイエット効果が上がります。
おすすめの組み合わせ食品は、キムチ、果物、おひたしなどです。おでんだけでは取れない栄養もたくさんあるので、こういった食品を加えることをおすすめします。そうすることによって飽きることなくダイエットを成功させられると思います。
私はおでんダイエットのルールを知らずにただおでんを食べていただけだったので、これを機にもう一度挑戦してみようと思います。次に挑戦するときは誰でも簡単に始められる、置き換える方法で再度ダイエットしてみます。
私は食べ合わせでほうれん草のおひたしや辛い物が好きなのでキムチを追加して、飽きないようにダイエットを成功させます。
みなさんも冬は日本のあったか料理おでんでダイエットしてみませんか。ちょっとのコツで簡単に痩せられると思います。
ですが私や友人のように毎食はんぺんやちくわを食べるのは注意が必要なので、覚えておいてください。
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