では、甘いものを食べたときはどうでしょう。
甘いものを食べて歯がしみると感じた経験はありますか。甘いものを食べて歯がしみると、ちょっとひやっとします。
私は残念ながら、すでにむし歯が何本もあります。そして、歯医者に何年も通っています。治療費もばかになりません。
そんな私だからいえることですが、むし歯や知覚過敏といった歯にまつわる不調については、ない方がいいです。
仕事の合間や仕事帰りに歯医者に行って、麻酔をかけられ疲れ果てて、家に帰ったらくたくたです。
月に2回ほど行かなければいけない場合は、治療費もかさんでしまい、プライベートの時間も削られてしまい、いいことがありません。
甘いものを食べて歯がしみるという症状を訴えている人は多くいます。なぜ、歯がしみるのは甘いものだけなのでしょうか。
そして、その歯がしみるのを予防する方法はあるのでしょうか。実際に甘いものを食べて歯がしみると感じた場合、どうすればいいのでしょうか。
今日は、歯がしみるという症状にまつわる話を交えながら、甘いものを食べて歯がしみる際の対処法や予防法をお伝えできればと思っています。
みなさんも私のように後悔する前に、ぜひこの記事を読んで予防してください。
また、私のように後悔してしまっている方でも、今からでもできることはあるはずです。もうこれ以上、歯医者に行かなくても済むよう、習慣を変えられることがあれば変えましょう。
健康な歯を手に入れるために、ぜひこの記事を読んでいただければと思います。
目次
なぜ甘いものを食べると歯がしみるの
果たして、甘いものを食べると歯がしみるの原因はなんでしょうか。
甘いものを食べると歯がしみるのは、むし歯や知覚過敏ではありません。二次的なむし歯が原因であるようです。
むし歯、知覚過敏、そして二次的なむし歯が原因の場合でそれぞれどういう症状があるのか詳しくご説明していきましょう。
むし歯
軽い症状のむし歯の場合は、冷たいものを食べるとしみます。熱いものを食べてもしみると言う場合は症状がひどい場合です。
私は割とむし歯になりやすいらしく、左右上下の奥歯4本ともむし歯になってしまいました。
むし歯がひどくなると、かなり削らなければいけません。あまりにたくさん削った場合は、銀歯をかぶせる必要があります。
銀歯がイヤな場合は、セラミックなどといった保険外治療になります。私も、1本5万円などの歯をかぶせるはめになりました。
さらにひどい場合は、歯の神経を抜く必要があります。私もこの経験はありますが、怖くて怖くて仕方がありませんでした。
むし歯になってもいいことはなにもありません(笑)
知覚過敏
知覚過敏には、冷たいものがしみるという症状があります。
知覚過敏の中には、歯のくいしばりによって症状がでるものがあります。
長時間パソコン作業をしていると気づかないうちに、歯をくいしばっていることがあるようです。寝ている間の歯ぎしりをしている場合もあります。
歯ぎしりや歯のくいしばりはやりすぎると、歯がもろくなってしまうこともあります。
私も小さいころから、気づかぬうちに寝ながらすごく歯ぎしりをしていました。それに気付いたのは、20歳ぐらいのときにポテチを食べて歯が割れたことがきっかけでした。
歯が割れたので、歯医者さんに行きました。すると、歯ぎしりが原因で歯がもろくなってポテチにも勝てない歯になってしまったことを伝えられました。
歯ぎしりのパワーって想像以上にすごいらしいです。私も驚きました。
寝ている間に歯ぎしりしてしまっている場合もあります。私も、たまに朝起きるとすごく歯や頭に痛みを感じます。
おそらく、その日は歯をものすごいチカラで食いしばっていたのかと思います。寝ている間にマウスピースをはめるなどの対策が必要かと思います。
それ以外にも、知覚過敏がなおったように思っていたが、歯周病になっていたという可能性もあります。
二次的なむし歯
普段、冷たいものや熱いものを食べたときはなんともないのに、甘いものを食べると歯がしみるという症状がこれにあたります。
二次的なむし歯は、治療済みのむし歯があるところにできます。むし歯治療をしてすべて治療済みの歯なはずなのに、なぜ歯がしみるのでしょう。
歯は、エナメル質という無機質の殻のようなものでほとんどできています。そのエナメル質の中には、象牙質というものがあり、その中に神経が入っています。
二次むし歯になると、この象牙質や神経が露出してしまっている場合があります。
そこに、甘いものを食べると、砂糖がたっぷり解けた唾液がこの象牙質や神経にふれ合い、感覚としてしみると感じるのです。
二次むし歯とは、むし歯を治療した際に使用した修復物と歯のあいだにできてしまうむし歯のことを指します。
むし歯を治療した際に歯肉が炎症を起こしている場合に、出血した状態で治療を行うと起こりやすくなります。
つまり、むし歯を治療した後の歯にさらにむし歯ができると、甘いものを食べるとしみる症状を引き起こしているようです。
冷たいものを食べるときには、歯がしみる覚悟をしながら食べたりします。しかし、甘いものを食べるときはとくに予想もしていないので、しみるとちょっとびっくりします。
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むし歯がなく、しみない歯を保つためには甘いものは禁物か
せっかく好きな甘いものを食べるときに歯が痛かったら嫌ですよね。では、甘いものを食べたときに歯がしみないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
先ほど、甘いものを食べてしみるのは、二次的なむし歯が原因であることをお伝えしました。二次的なむし歯は、治療後のむし歯が引き起こす原因の一つであるともお伝えしました。
つまり、二次的なむし歯を食い止めることはもちろん、そもそもの原因であるむし歯の予防をすることも効果的です。
むし歯と二次的なむし歯それぞれの予防法についてお伝えしていきます。
むし歯を予防しよう
むし歯を予防するためには、食生活と歯みがきの仕方に気をつけることが大事です。
食生活
まず、食生活については、ごはんをたべるときにはよく噛むことを意識しましょう。食べ物をかみ砕くことで、歯の表面の汚れを取り除くことができるそうです。
柔らかくて、かむ必要がないものばかり食べていると、細菌がずっと歯に着いたままで虫歯になりやすくなってしまいます。
かみごたえのあるものを食べてしっかり噛むことで虫歯予防につながります。
そして、間食についてです。1日中見境なく間食し続けるのではなく、食べるときと食べないときの区別をつけましょう。
そして、食べたら歯を磨く習慣を身につけましょう。
歯を磨くとその後すぐは、あまりものを食べたいと感じないはずです。食べたら磨くという習慣を身につけると、自然と間食する回数も減り、ダイエットに効果が出てくると思います。
また、糖分が含まれるジュースなどを飲んだ場合は、甘いものを食べているのと同じです。飲んだら歯を磨くようにしましょう。
ガムやキャンデーを食べることで、唾液が出るのでむし歯予防効果があります。しかし、糖分が含まれていないものに限ります。
キシリトールを使用した甘みでしたらむし歯予防になりますので、成分をきちんとチェックして選ぶといいでしょう。
今ではこんなにむし歯が多い私も、子どもの頃はほとんどむし歯がありませんでした。思い返してみれば、親がいつもキシリトールガムを噛んでいて、私もいつも食べていました。
そのように気づかないうちに対策ができていてむし歯を防げていたのかもしれません。
歯みがき
歯を磨く際は、ごしごし歯をこするのではなく、歯の表面を磨くようにしましょう。
また、歯肉に対して45度で歯ブラシをあてるように磨きましょう。磨く際は1回で歯2,3本にあたるように小刻みに動かしていきましょう。
歯と歯の間は歯ブラシだけでは磨ききれないので、歯間ブラシを使ってください。
私は歯間ブラシがあまり好きではなく、使っていませんでした。すると2、3年連続で3本以上のむし歯が見つかりました。
むし歯の治療費や歯医者に通う手間を考慮すると、毎日歯間ブラシをすることを本当におすすめします。
歯間ブラシを使い始めた当初は、歯茎から出血しまくりの状態でとても気持ち悪いと感じていました。今までさぼっていた罰ですね。
しかし、使い続けていると、出血がおさまります。歯ぐきがそれだけ綺麗になったということです。それだけでもちょっと嬉しく感じました。
知人に聞いた話によると、歯茎がきれいになると本当に色鮮やかなピンク色になるそうです。私もそれを目指して頑張っています。
ホワイトニングで歯自体を白くすることはできますが、歯茎が黒ずんでいたらキレイに見えないですもんね。美しさのためにも、歯茎や歯間を健康にしていきましょう。
二次的なむし歯
二次的なむし歯のことを二次う蝕(にじうしょく)とも呼ぶそうです。そもそも、二次う蝕の知名度もすごく低いようです。
実際、私も最近まで聞いたことがありませんでした。
これもあまり知られていないそうですが、二次う蝕の予防には、フッ素が効果的だそうです。
フッ素をどう使えばいいのかというと、簡単なのは洗口液の使用が挙げられます。洗口液はむし歯の初発も予防できます。
洗口液を使っていると、口臭もあまり気にならなくいつも口の中がスッキリした気持ちになれます。洗口液だけでなく、フッ素入りの歯磨き粉などを使用するのもいいと思います。
個人的には、海外の歯磨き粉がとても気に入っています。味やさっぱり感が日本のものと違っているためです。なので、海外に行くと必ず歯磨き粉を買いだめします。
自分のお気に入りの歯磨きを見つけるのも楽しいと思います。
甘いものは悪い効果だけじゃなく良い効果もあるんです!詳しい記事はコチラ↓
甘いものをたべて歯がしみる症状が出たらどうすればいいの
実際に、甘いものを食べて歯がしみるな、と感じたらどうしたらいいのでしょうか。
先ほどまで説明していた通り、二次むし歯の可能性が高いです。歯の詰め物のなかにむし歯が発生しているということです。
すぐに歯科検診を受けるようにしましょう。治療を受けるのが早ければ早いほど、痛みも少なく、治療費も治療にかかる時間もおさえられます。できるだけ早く行くのがおすすめです。
なにか症状がなくても、歯医者さんには年に1、2回定期的にチェックしに行くといいと思います。
まとめ
甘いものを食べると歯がしみる、という症状について今日は深堀りしていきました。
歯がしみるという症状の原因は、以下の3つが挙げられました。
- むし歯
- 知覚過敏
- 二次的なむし歯
甘いものを食べると歯がしみるのは、この3つ目の二次的なむし歯が原因でした。
甘いものを食べると、糖分により唾液がたくさん分泌されます。すると、二次的なむし歯ができている炎症部分に唾液が入り込むのです。
そのため、甘いものを食べると、歯がしみてしまうのです。
では、そのような症状があらわれるのを前もって抑制することは可能なのでしょうか。
二次的なむし歯は、治療されたむし歯があるところにできます。つまり、二次的なむし歯を食い止める前にむし歯自体を予防できればいいというわけです。
むし歯の予防の方法としては、食生活と歯みがきの工夫が挙げられます。
食生活では、まずよく噛むこと。そして間食をする際は規則正しくすること。最後に、食べたらすぐ磨く。これらを常に意識するようにしましょう。
また、糖分が含まれないガムやキャンデーを食べることで、むし歯の予防になることもわかりました。
歯みがきについては、ごしごし磨くのではなく、歯の表面を軽くこすって小刻みに横に動かしていくことがコツでした。
歯と歯の間は歯間ブラシを使って磨いてください。歯間ブラシも使い始めると、慣れてだんだん気持ちいいと感じるようになってきます。
そして、むし歯ができてしまい治療した後についてです。二次的なむし歯を予防するには、フッ素を使うのが効果的です。
洗口液を使うのがお手軽でおすすめですが、洗口液がお好きでなければ、フッ素配合の歯磨き粉を使用するのでも大丈夫です。
いくら予防していても、実際に、甘いものを食べて歯がしみてしまうときがくるかもしれません。
その際は、早めに歯医者さんに行きましょう。早めの治療をすることで費用も時間も抑えられます。症状の悪化が進んでしまったら、元に戻すことはできません。
定期的なチェックを怠らず常に歯の健康を保っておくことも大事だと思います。