私、実は新入社員だったころ、毎日頭痛に悩まされていました。学生のころは、気になるほどの頭痛は感じなかったんです。
毎日昼頃になると、頭痛がして頭痛薬が手放せませんでした。1か月で、1箱くらい飲んでしまうこともあり自分でも心配でした。
でも、飲まないと仕事が出来ないし・・・自分では、新入社員だったから緊張とか慣れない仕事のせいだと思っていました。
良く考えると、慣れない仕事の休憩時や家に帰ってから、甘い缶コーヒーやペットボトルの炭酸飲料を結構飲んでいたんですよね。
1日1.5リットルくらい飲んでいたかもしれません。それから数年はこの状態が続きました。
ダイエットを意識してから、甘いコーヒーや炭酸飲料を飲まなくなったんです。飲み物はお茶や紅茶を、自分で入れて飲んでいたのでノンシュガーだったんですね。
気が付けば、頭痛もなくなりあんなに飲んでいた頭痛薬も不要になっていました。
もしかしたら、あの頭痛は甘い飲み物が原因だったのかもしれないと思ったんです。
目次
甘い物と頭痛の関係
甘い物を食べたり飲んだりした後に、頭痛が来ることがあります。
それは糖質の多い食べ物や飲み物が体に入ると、血糖値が急上昇するからです。
特に空腹時は、急上昇しますよね。急上昇すると、下がる時も急下降になることがあるんだそうです。
血糖値の急上昇、急下降と目まぐるしい変動により、低血糖が起こってしまい頭痛の原因になるということです。
低血糖の症状
- 頭痛
- めまい
- 冷や汗
- 動悸
- 手足の震え
- 脱力感
- ろれつが回らなくなる
- 意識低下
- 最悪は昏睡
という症状が現れるそうです。
糖尿病や糖尿病予備軍と言われていなければ、意識低下や昏睡までにはならないと思いますが怖いですよね。
頭痛やめまい、冷や汗など症状があったら何処かに座って休んでください。それでも改善しないようなら、ブドウ糖などで糖分を補ってみてください。
こんな症状は、暑い時は熱中症とかと区別がつかないですよね。
低血糖による頭痛の要因
低血糖は、食事の量が少なすぎた時や1日の回数が少なすぎる時、激しい運動をしてエネルギーを大量に消費してしまった時、アルコールを多量に飲んだ時に起こりやすいです。
低血糖が起こる。
↓
生命の活動に危機があると認識して、血糖を上げるように指示が出る。
↓
アドレナリンが大量に出てくる。
↓
アドレナリンは血管を収縮させる作用があるので脳の血管も収縮させる。
↓
ズキズキと痛みがあるような頭痛が起こる。
低血糖とはだいたい70mg/dl以下になった状態を現します。
ズキズキする痛みって、やっぱり新入社員だったころの頭痛がそうでした。
缶コーヒーなどの影響で、血糖値が急上昇と急下降を起こしていたんですね。
ぜんぜん知らずに、一気に缶コーヒーを2本くらい飲んでいた時もありました。
危険な行動ですよね。知らぬは仏・・・って感じですね。
砂糖には中毒性がある
砂糖は中毒性があって、依存症を引き起こしてしまうことがあるそうです。
砂糖が大量に体に入る。
↓
血糖が上昇するので、下げようとインスリンが大量発生する。
↓
インスリンがカロリーの高い物質を貯めこんでおこうと働く。
↓
血流中のカロリーが低下する。
↓
脳がエネルギー不足と判断してしまう。
↓
身体が飢餓状態にあると錯覚を起こしてしまう。
↓
さらに糖分を欲するように、脳が指令を出すようになる。
↓
砂糖が入ったものが食べたいと思ってしまう。
このように、実際はエネルギー不足ではないのに、血糖の急上昇でインスリンが大量発生し膵臓をフル稼働して働くことになるんです。
インスリンの大量発生により、錯覚が起こって脳が間違った指令を出し続けてしまうんですね。
そのうえ、膵臓もフル稼働を続けることにより、そのうち疲れてしまいインスリンを出せなくなってしまうんです。
インスリンが、食事量で出た血糖を下げるだけの量を出せなくなってしまい、結果的に糖尿病になってしまうということですね。
そして、糖尿病になってしまっていることにも気が付かず、脳の錯覚のまま糖分を取り続けてしまうということになります。
糖尿病について詳しく知りたい方はコチラの記事もおすすめ↓
砂糖中毒からの脱出
まずは1週間くらい砂糖の入ったものを食べないこと・・・ということなんですが、砂糖の入ったものって甘い物だけじゃないんですよ。
ケチャップやドレッシングなどの、何気なく使っている調味料にも結構はいっているんですよね。
砂糖や砂糖に似た成分の入っている調味料
- ケチャップ
- マスタード
- ウスターソース
- オイスターソース
- めんつゆ
- みりん風調味料
- ドレッシング(ノンオイルはほとんど全て)
- ポン酢
- 顆粒だし
- 顆粒コンソメ
マヨネーズはハーフなどカロリー調整してあるものは入っています。味噌も出し入りのようなものは入っています。
酢もかんたんとかやさしい、レモン風味のようなものは砂糖が入っています。
このように、全く砂糖を取らないというのはスゴク難しいのが現実です。
砂糖を食事から減らそうと決めた時にお勧めのおやつ
全くの砂糖を食べない!というのが理想ですが、これほどまでに砂糖の入ったものが溢れているので出来る範囲でいいと思います。
調味料何とかはとりあえず、無視しちゃいましょう。
本当におやつのような感覚で食べるものについてのみ、1週間止めてみましょう。
初めの3日くらいは、食べたい衝動があるんですけどそんな時にはこれを食べてガマンしましょうね。
- ナッツ類
- チーズ類
- フローズンフルーツ(100gくらい)
- ハイカカオチョコレート
フローズンフルーツというのは、固いので食べるのに時間がかかることで早食い防止、血糖の急上昇が防止できます。
ハイカカオチョコレートは糖質が10gで5g前後で、50kcal程度なので間食にはお勧めだと思います。
ハイカカオチョコレートにはカカオポリフェノールの効果で、膵臓からでるインスリンの働きを改善させる効果があるということです。
これで1週間過ごしてみてください。それでも、食べたいときはお風呂に入ってみたり、散歩に行って気分を変えてみましょう。
行動してみると、意外と食べたい気持ちがスーッと無くなっちゃったりしますよ。
砂糖を食事から減らしてみて感じる効果
実際にやってみると、食べたい衝動は初めだけです。そこだけ、ガマンできればいいんですよね。
砂糖を1週間止めてみると、次のような効果が現れます。
- 初めはイライラしたりするんですが、3日間くらいするとイライラ感はなくなります。
集中力も高まって、仕事の間も集中できるようになります。 - やっぱり痩せる効果もある。
カロリーダウンになるので、痩せることは間違いありません。
間食も少なくなるので、ダイエット効果は抜群ですよね。 - お肌の調子が良くなる。脂感が無くなって、変な出来物がなくなります。
顔だけではなく、背中とかのぶつぶつ感もなくなりますよ。
1週間続けてみて、成功したら少しは甘い物も食べていいんですよ。ただし、出来れば家の砂糖は上白糖ではなく、黒砂糖やキビ砂糖にしてほしいですね。
三温糖や上白糖はほとんど同じ成分なので、ミネラルがとれる黒砂糖、キビ砂糖にしてください。
また、羅漢果という実からとれるラカントという甘味料はカロリーも0なのでお勧めですよ。エリストールやステビアも天然の甘味料であり糖質は0です。
飲み物も炭酸飲料やジュース、スポーツドリンクは甘いのでやめましょう。炭酸水にレモンやライムなど入れてさっぱり飲んだり、オレンジの果汁など入れて飲んでください。
十分美味しいですよ。コーヒーや紅茶は砂糖は入れないようにしてくださいね。
甘いものをやめて健康体になりたい方はコチラもおすすめ↓
まとめ
甘い物を大量に体内に入れることによって、血糖値の急上昇、急下降が起こってしまい結果的に頭痛が起こるんですね。
砂糖には、依存性があるため意志を強く持って止めないと、ズルズルと気の向くままに食べてしまうんですね。脳がそう要求してしまうので、仕方ないんです。
ただ、しっかりと止める気になれば止めることは出来るので、気持ちをしっかり持ちましょう。まずは、1週間と決めて砂糖断ちをやってみてください。
頭痛が無くなるだけでなく、集中力も増して仕事もはかどる様になりますよ!また、気分もスッキリするため寝起きもよくなり、肌の調子もよくなってきます。
甘い物を食べない分カロリーダウンになるから、ダイエット効果はバッチリです。
血糖値の上昇は、いずれ糖尿病の発症にもなるため怖いんです。私も甘いコーヒーや炭酸飲料を止めてから、特に飲みたい欲求もなくなりました。
それまでは、甘くないと何でも美味しくないと感じてたんですけど、それって味覚もおかしくなっていた証拠ですよね。
コーヒーもブラックを飲むようになって、コーヒーの香りや味の違いが分かるようになりコーヒーメーカーでコーヒーをいれるようになりました。
頭痛はいつの間にか感じなくなっていて、仕事中も集中できるせいか仕事も早くなり、自分の時間を作れるようになりました。
みなさんも、頭痛だけでなく気分もスッキリして、ダイエットにもなる砂糖断ちをやってみませんか?
コメントを残す